写真:Île de Gorée vue de la chaloupe 15 — Fawaz.tairou(CC BY-SA 4.0) via Wikimedia Commons
ゴレ島
セネガル
西アフリカ、セネガルの首都ダカールの沖合に浮かぶ小さな島。15世紀にポルトガル人が到達して以降、オランダ、イギリス、フランスなどヨーロッパ諸国が次々に支配し、大西洋奴隷貿易の拠点のひとつとして利用された。奴隷として連行された人々は、この島などから船で大西洋の向こう側、南北アメリカへと送り出されたとされる。ゴレ島は、1978年に第1回の世界遺産登録が行われた際の12件のひとつで、ガラパゴス諸島やイエローストーン国立公園などとともに登録された。 島の象徴的な建物が、『奴隷の家(メゾン・デ・エスクラーヴ)』だ。奴隷貿易の関係者が暮らし、奴隷とされた人々を収容する場所として使われたと伝えられる。建物の海側には、船へと通じる『帰らざる扉』と呼ばれる出入口があり、この扉をくぐった人々が二度と故郷に戻れなかったことを象徴している。ただし、ゴレ島から実際に送り出された人数の規模については、研究者の間でも議論がある。それでも、島は人間の尊厳が踏みにじられた歴史を記憶にとどめる場所として、世界遺産に登録され、『負の遺産』のひとつとされている。
📝 検定ポイント(これだけは覚える)
- 登録年は1978年(第1回登録の12件のひとつ)、所在地はセネガル・ダカール沖
- 15〜19世紀、大西洋奴隷貿易の拠点のひとつとされた島
- 『奴隷の家』と『帰らざる扉』、人類の過ちを記憶する『負の遺産』
雑学メモ
- ゴレ島は、1978年の第1回世界遺産登録で選ばれた12件のひとつ。ガラパゴス諸島やイエローストーン国立公園と同じ年に登録された。
- 『奴隷の家』の海側にある『帰らざる扉』は、奴隷とされた人々が故郷に戻れなかったことを象徴する。
- 島から送り出された人数の規模には研究者の間でも議論があるが、奴隷貿易の歴史を伝える場所として、負の遺産に位置づけられている。