写真:Cathédrale Notre-Dame (Chartres) (2) — Gzen92(CC BY-SA 4.0) via Wikimedia Commons
シャルトル大聖堂
フランス
パリの南西約80キロにある街シャルトルに建つ、フランス・ゴシック建築を代表する大聖堂。1194年の火災で大部分を焼失したのち、ほぼ同じ時期に集中して再建が進められ、13世紀前半にはおおむね現在の姿が整った。短い期間でまとまって建てられたため、建築様式に統一感があることが大きな特徴だ。正面には高さの異なる2つの塔が立ち、左右非対称の姿が独特の印象を生んでいる。 ゴシック建築の特徴は、尖ったアーチ、外壁を外側から支えるフライング・バットレス(飛び梁)、そしてリブ・ヴォールトといった技術によって、壁を薄く高くし、大きな窓を開けられるようにした点にある。シャルトル大聖堂の窓を飾る12〜13世紀のステンドグラスは、現存するものが非常に多く、『シャルトル・ブルー』とも呼ばれる深い青色で知られる。聖書の物語を絵で伝えるこれらの窓は、文字の読めない人々にも信仰の内容を伝える、いわば『光でできた聖書』の役割を果たしていた。大聖堂はまた、聖母マリアの衣とされる聖遺物を所蔵する巡礼地として、中世を通じて多くの人々を集めた。
📝 検定ポイント(これだけは覚える)
- 登録年は1979年、所在地はフランス、12〜13世紀のゴシック建築を代表する大聖堂
- 1194年の火災後に集中して再建され、様式の統一感が高い
- ステンドグラス(シャルトル・ブルー)と、尖ったアーチ・飛び梁などのゴシック技術
雑学メモ
- シャルトル大聖堂は1194年の大火のあと、比較的短期間で集中的に再建されたため、ゴシック大聖堂としては様式の統一感が高い。
- 12〜13世紀に作られたステンドグラスが現存数の多さで知られ、深い青色は『シャルトル・ブルー』と称される。
- 正面の2つの塔は高さも様式も異なり、片方は12世紀の尖塔、もう片方は後の時代に再建された尖塔と伝えられる。