写真:Costa de isla Santa Cruz, islas Galápagos, Ecuador — Diego Delso(CC BY-SA 4.0) via Wikimedia Commons
ガラパゴス諸島
エクアドル
南米エクアドルから約1000km沖、太平洋に浮かぶ火山諸島。1835年、若き博物学者チャールズ・ダーウィンが調査船ビーグル号でこの島々を訪れ、島ごとに異なる形のくちばしを持つフィンチ(後に「ダーウィンフィンチ」と呼ばれる)を観察したことが、のちの進化論(自然選択説)を着想する重要なきっかけになった。長い間大陸から隔離されていたことで、他では見られない独自の生態系が育まれている。 ガラパゴス諸島は1978年、世界遺産制度が始まって最初に登録された12件のうちのひとつという、記念すべき遺産でもある。しかし2007年には、外来種の侵入や観光客の急増による環境負荷を理由に危機遺産リストに掲載され、その後の保全努力が評価されて2010年にリストから除外された。「順調に見える世界遺産も危機遺産になり得る」ことを示す好例でもある。
📝 検定ポイント(これだけは覚える)
- 1978年、世界最初の12件のひとつとして登録(イエローストーンと同期)
- 所在国はエクアドル、分類は自然遺産
- ダーウィンの進化論(自然選択説)のきっかけとなった地
- 2007〜2010年、一時的に危機遺産リストに掲載されていた
雑学メモ
- 「ガラパゴス」は古いスペイン語で「ゾウガメ」を意味する。ガラパゴスゾウガメは甲羅の形が島ごとに異なり、これも進化の証拠のひとつとされる。
- ガラパゴス諸島には、世界で唯一海に潜って海藻を食べるトカゲ「ウミイグアナ」が生息している。
- 赤道直下に位置しながら、寒流(フンボルト海流)の影響でペンギンも生息するという珍しい環境を持つ。