
写真:Pyramid of the Sun, Teotihuacan, from path to parking lot — Daniel Case(CC BY-SA 3.0) via Wikimedia Commons
古代都市テオティワカン
メキシコ
紀元前後から6世紀頃にかけて栄えた、メソアメリカ最古級の巨大都市。最盛期の人口は10万人を超えたとも推定され、同時代の旧大陸の主要都市に匹敵する規模を誇った。都市の中心を貫く『死者の大通り』沿いに、『太陽のピラミッド』と『月のピラミッド』という2つの巨大な建造物がそびえ立つ。特に太陽のピラミッドは底辺の一辺が約225メートル、高さ約65メートルに達し、当時の技術力の高さを物語る。 興味深いことに、このテオティワカンを誰が、どの民族が築いたのかは、今も正確には分かっていない。後の時代に栄えたアステカ人がこの廃墟を発見した際、あまりの壮大さに『神々の座』を意味する『テオティワカン』という名を与えたと伝えられ、実際の建設者や都市の呼び名は謎に包まれたままだ。テオティワカンの文化的影響は、遠く離れたマヤの諸都市にまで及んだことが分かっており、メソアメリカ文明全体に大きな影響を与えた存在だった。
📝 検定ポイント(これだけは覚える)
- 登録年は1987年、所在地はメキシコ、紀元前後〜6世紀頃に栄えたメソアメリカ最古級の巨大都市
- 『死者の大通り』沿いに太陽のピラミッド・月のピラミッドが並ぶ
- 建設した民族は特定されておらず、名称は後のアステカ人による命名
雑学メモ
- 『テオティワカン』という名前は、実は都市を築いた本人たちの呼び名ではなく、後の時代のアステカ人が廃墟を発見した際に名付けた『神々の座』という意味の名称だとされる。
- 太陽のピラミッドは、エジプトのクフ王のピラミッドに匹敵する体積を持つとされ、新大陸最大級の建造物のひとつに数えられる。
- テオティワカンを実際に築いた民族は特定されておらず、この文明最大の謎のひとつとして今も研究が続いている。

